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行政や世の中の流れと私にできること。

一般社団法人体力メンテナンス協会認定

バランスボールインストラクター

体力指導士、産後指導士養成生

看護師・保健師  /  長谷川美由紀(みゆ)です。

 

先日、「産後ケアってどんなものがありますか?」と

お聞きしに行った時のお話です。


区役所へ行った目的


まだ5月だというのにものすごく暑い日、
なんだかグズグズしている娘を寝かした隙に
区役所まで出向いた14時頃。


隣には母子手帳を受け取り
産後のことなどを説明されている妊婦さん。
反対側には保育園に関する情報や書類を

確認しているお子様連れのママさん。
そして、1歳児連れの私。


今回区役所に来た目的は
自分が住んでいる市や区で
どんな産後ケアがあるのかを知ること
その上で
自分が産後指導士という資格を取ったあと
どんなことができるのか、
していきたいのかを考えることでした。


知らなかった!…え?覚えてなかった?!


私は妊娠中から産後の今の今まで
同じ地域で生活していますが、
こうして聞きに行くことがなければ
色んなこと知らなかったーーー!!!
と、思いました、でも。


ふと、お隣さんの会話に耳を傾けると
(ごめんなさい笑)
妊娠中のママに産後に受けられるサービスのお話…
していました。
私、知らないんじゃなかった!!!
忘れてた、というか覚えてなかった。


いつまで自分の記憶の中にあったのかすらわからないけど
いつしか消えてた。
もらっていた情報そのものが消えたというより
私が"サービスの対象だという気持ち"が消えた、
それが理由だと思いました。


区役所に実際行ってみて感じたこと。


サービスを受けるには一定の条件があるなど
産後ケアの詳細を聞く中で
「私はそこまでじゃない(なかった)な」
「もっと大変な人が利用するやつだ、これ」
という【私は対象じゃない感】
実際にお話を聞かせていただく中で
最初から最後まで常に私が感じていたのは
バタバタと色んな方に対応される職員さんを見て
「とっても忙しいんやろうな、すみません…」
という【申し訳なさ】
そして
私もこうやって話を聞くために
娘のご飯の時間や寝る時間を調整するの
結構大変やってんけどな〜まあ当たり前か〜
分かってくれとは言わへんねんけどな〜
という【モヤモヤ】


こういった私じゃない感や申し訳なさ、モヤモヤ。
日常生活での旦那さんや家族との関係の中や
電車やバスの中、買い物してる時、外食する時…
自分でも気付かない間に積み重ねていくことで
「頼れない状況や頼りづらい状況」「外出が億劫になる」
「助けて、が言いづらい状況」を作り上げたり
「自分はまだ大丈夫」「言ったってどうせ…」
「みんな当たり前にこなしてるんだから…」
といった、方向性の異なる忍耐力や
諦めを生み出してしまうのかなと感じました。

 


"区役所だから"ではなく
会社でも病院でも保育園でも学校でも、どこでも、
現代に働く人ひとりひとりに課されている業務は
多岐にわたり、量も膨大。


そんな中、
「産後ケア」に注目して世の中を見たときに
行政がしてくれていることだけでは
手が足りない部分があるのかもしれない、
必要な人に情報すら届かないのかもしれない、
と私は感じました。


サービスを受けたい!助けて!と
区役所に出向いたわけではなかったですが
まあまあ元気な私でも、
心身ともに、とても疲れました。


本当にサービスを知りたい、
少しでも助けを借りたい!と
思うような状況にいる人にとっては


赤ちゃんを連れて区役所に来ること自体に
体力、気力を振り絞っているやろうになーと。


私は産後指導士として何が出来るか。


行政で行なっているサービスもきちんと把握した上で

ここ、めちゃくちゃ大事と思いました。

行政が提供しているサービスやケア、そして世の中の流れ。

ここをきちんと把握したうえで

自分に何ができるのかを考える、それを忘れないようにしようと思いました。

行政や世の中の流れをよく見ながらニーズを捉えることで

独りよがりではなく、お互いに邪魔することもなく

産後ケアを提供することができるのかなと。

 

 

産後はしんどい、旦那さんとも険悪。

それって当たり前のこと?


産前産後に起こりうる問題やトラブル全てを
産後指導士が解決することは出来ません。


ですが、きちんと準備しておくことや
行政を含めて他業種と協力しあうことで
ケアの対象を見逃すことなく
また諦めてしまうケアの対象を作ることなく
全ての人に産後ケアを届けることができるはず。


手厚く、手厚くケアされていたマタニティ期から

関心が一気に赤ちゃんに向く産後。

ママ自身も自分のことを気遣う時間や心の余裕のない日々、

戻れないし立ち止まれない子育てがスタート。

 

「産後のカラダがしんどいなんて当たり前」

「産後は旦那と仲悪くなるのも当たり前」

「ママになるって色々我慢して当たり前」

…それって本当に当たり前のことですか?

 

ちょっと知識を持っているか、ちょっと意識しているか、

ちょっとのことなんです。

 

誰かと比べることなく

自分の本当の思いに耳を傾けられる。

肩こりや腰痛などのマイナートラブルに自分で対処できる。

助けてほしい時に助けてー!って言える。

1番身近な旦那さんや家族と産前と変わらず、

いや!産前よりもっと良好な関係を築くことができる。

ちょっとの知識や意識があるだけで

今持っている「当たり前」が

少し違ってくるかもしれません。

 

自分の産前産後の経験だけでなく、

知識をつけるだけでもなく、

きちんと行政や世の中の流れ、

対象のニーズに沿った働きかけができるよう

アンテナをいつも張り続ける必要がありますね。

心に刻みます。

 

まだまだ学び、感じ、考え、楽しみます!

 

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